梵字の意味

梵字とは古代インドで発生したブラーフミー文字のことです。
後に仏教と結びつき、仏・菩薩を象徴的に表わすため、特定の文字が使われるようになりました。
また、これらの仏・菩薩は十二支の守り本尊とされるようになり、各仏・菩薩を表わす梵字を身に着けることでお守りとする習慣がうまれました。
十二支は月・日にも割り当てられているので、持つ人の生年月日それぞれの護り尊の梵字をブレスレットにあしらうことで、より強力な魔除けパワーを実現しています。

生まれ干支 梵字(種子) 守護尊 解説
戌・亥年生まれ キリーク
キリーク
阿弥陀如来 西方の極楽浄土の主で、無限の光・寿命を持ち、現世をあまねく照らす仏さまです。浄土への往生に衆生を導くことで知られています。
子年生まれ キリーク
キリーク
千手観音菩薩 千本あるとされる手は、すべての衆生を漏らさず救済しようという観音様の慈悲深さと、力の広大さを表わしています。
丑・寅年生まれ タラーク
タラーク
虚空蔵菩薩 広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩という名前のこの菩薩は、智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されています。
卯年生まれ マン
マン
文殊菩薩 「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがありますが、本来は悟りを開くため必要な「智慧=般若」を象徴する菩薩様です。
辰・巳年生まれ アン
アン
普賢菩薩 世界にあまねく現れ、仏の慈悲と理知を顕して人々を救う賢者という意味の名前です。また、女人成仏(古代仏教では男性しか成仏できないとされる)を説く菩薩様として女性の信仰を集めています。
午年生まれ サク
サク
勢至菩薩 阿弥陀三尊の右脇侍。衆生の菩提心を起こさせる菩薩様。智慧の光を持って一切を照らし、衆生が地獄・餓鬼界へ落ちないように救ってくださいます。
未・申年生まれ バン
バン
大日如来 虚空にあまねく存在する、真言密教の仏様です。永遠不滅の真理そのものでもあり、同時に万物に内在する如来です。その広大無辺な慈悲は一切衆生に降り注がれます。
酉年生まれ カーン
カーン
不動明王 密教では大日如来の化身とも使者とも言われており、「お不動さん」の名で親しまれています。悪魔を降伏させる力を持ち、仏に帰依しない人を無理やり導くという、力強い明王です。