基本的に経営者は会社の理念に従い、健全経営を実行し利益を追求するものです。

そのために経営者は必要な資金を調達し、社員を雇い入れ、経営戦略をしっかりと立てて目標を達成させ、安定した継続可能な経営を実現させる必要があります。

しかし、実際にはその過程で様々な問題に直面します。

そこで、会社を経営するにあたり起こりうる問題をいくつか挙げ、その一般的な解決方法を提示してみたいと思います。

1. 業績不振・売上の伸び悩み
2. 適切な人材確保の方法、社員の育成方法が分からない
3. 資金不足
4. 事業計画立案能力ならびに組織管理能力の不足
5. 健全な経営を実現するためにすべき事とは

経営者なら多かれ少なかれ以上のような問題に直面したことがあるでしょう。

では、一般的にどのような対策が考えられるのか見てみます。

1. 業績不振・売上の伸び悩み

既存の顧客に依存し過ぎている場合は積極的に新規顧客の獲得に乗り出しましょう。

具体的には効果的な宣伝広告に力を入れる等の方法が考えられます。

また、顧客数、注文数、商品単価等の増減の推移を、具体的数値を整理して見直します。

弊社はそのような問題に対して、御社の現状を踏まえて最善の改善策をご提案いたします。

2. 適切な人材確保の方法、社員の育成方法が分からない


採用の際に明確な採用基準を用意されているでしょうか。

どのようなスキルを必要とするのか、組織順応性の有無、向上心等の個人の資質はどの程度重視するのかがポイントになります。

社員については適材適所に配属されているか、やる気を上げる工夫をしているか等を見直します。

弊社は、御社にとってどのような採用基準を設けるべきかを共に考えてまいります。

3. 資金不足


この項目は経営者にとってもっとも目に付きやすい問題と言えます。

まずは、ありきたりですが重要なのが、キャッシュフローを見直して、問題の原因を探る事です。売掛金の回収がうまくいっていないのであれば、その原因を追究して解決しましょう。具体的には取引業者に支払い方法の見直しを促したり、場合によっては金融機関、税理士等に相談する必要がでてくることもあるでしょう。

次いで経費、固定費の見直しを行います。無駄な経費が発生していないか、固定費をもっと削減できないか等を徹底して見直します。

弊社では、御社の現状に基づき、様々な改善策をご提案いたします。

4. 事業計画立案能力ならびに組織管理能力の不足


事業計画を立てたり、組織を管理する能力は経営者のセンスに負う所が多くなります。

センスと言うと先天的な才能が必要ではないかと思われるかもしれませんが、センスは磨く事が可能です。

まずは市場の基となる社会情勢に関心を向けましょう。今、何が求められているのか、何がウケるのか、アンテナを張り巡らせておく習慣を付けましょう。

組織管理は、会社の規模によりますが、それが得意な人材を確保しておくのがよいでしょう。そのためには経営者の理想とする会社のあり方をしっかり理解できる社員の存在が欠かせません。人材確保・人材育成については2.適切な人材確保の方法、社員の育成方法が分からない に記載したとおりです。

5. 健全な経営を実現するためにすべき事とは

経営の健全性には財務的健全性と法務的健全性があります。

財務的健全性は、売上に対しての在庫金額が適正か、利益率のバランスが時系列でどう推移しているか、債務超過していないか等の経営数値のバランスを財務諸表で判断します。（「3. 資金不足」参照）

法務的健全性は、法令を遵守しているか、経営陣による意思決定や合意形成のシステムがうまく機能しているかをできるだけ客観的な方法で見直す必要があります。