長石と呼ばれる鉱石グループに属している石です。光を反射する角度によってシラー効果と呼ばれる、青や白の光沢が現れます。 特に、青色のシラー効果を持つものを「ブルームーンストーン」と呼んでいます。

月の光を思わせる優しい輝きのため、古来より女性性の象徴である月と深い係わり合いがあると信じられてきました。女性が持つことでその力を発揮する石といえるでしょう。 女性の生理的周期や情緒面によい影響を与えるといわれています。 また、怒りや悲しみなどで情緒が不安定になっているときに、感情を穏やかに鎮め、冷静さを取り戻してくれる力もあります。 豊かな感受性を醸し、インスピレーションを受ける力を与えてくれることから予知能力をもたらし、危険を回避できると信じられてきました。 男性が持つと、周囲が穏やかな雰囲気を感じるようになるようです。相手にそんな印象を与えたい営業職の人が持つと、物腰の柔らかい優しい人、というイメージを演出できるかもしれません。

ムーンストーンと呼ばれるようになったのは17世紀に入ってからですが、紀元前１世紀ごろから知られていたようで、プリニウスの「博物誌」等には、月の満ち欠けに従い形が大きくなったり小さくなったりする石と、紹介されています。

6月の誕生石として知られています。