正式名称は「ロードクロサイト」ですが、日本では「インカローズ」という呼び名の方が有名です。産地がかつてインカと呼ばれた地域であること、この石の断面がバラを思わせる美しさであったことからこう呼ばれるようになりました。 マンガン鉱石の一種で、色は本来ピンクですが、鉄分を含むと赤く発色します。赤みが強いほど良質であるとされています。 また、ペルー産のものはやや茶色がかった落ち着いた赤、アルゼンチン産のものは鮮やかなラズベリーピンクといった具合に、産地によって色味に違いがあります。 モース硬度は３．５と軟らかく、割れやすく傷つきやすいといえます。そのため、クラスターに置いて浄化をする際には、傷つかないように注意するべきでしょう。

インカローズは、豊かな愛情で持ち主を包み込み、過去に負った心の傷を癒してくれるといわれています。ローズクォーツとよく似たエネルギーを持ちますが、より強力でより即効性があるようです。 また、恋愛に関して強いプラスの影響を与えてくれます。異性に対して臆病になっている人はこの石を持つことで自信を取り戻し、恋愛に前向きになっていくことでしょう。 この石の明るいバラ色は、まさに「ばら色の人生」を象徴し、人生を謳歌できるだけの活力を与えてくれます。いまひとつ元気が沸いてこない、というときにこの石を持つことで生きる情熱を再び手にできるのではないでしょうか。 女性性の強い石で、女性のホルモンバランスを整え、よりセクシーに輝かせる力があるとされています。

ロードクロサイトはギリシャ語で「ばら色の石」という意味。古くからインカ人によって「ピンク色のバラ模様を呈した真珠」として大切にされてきたと伝えられていますが、世界に紹介されるようになったのは第二次世界大戦直前でした。

※近年採掘量が激減している石のひとつで、特に品質の良いものは入手が困難になり価格に影響がでています。 ご購入をご検討の方はお早めに入手されることをお勧めします。