非常に硬く、ダイアモンドの次に硬い石です。 サファイアと言えば濃いブルーの印象が強いのですが、実際にはさまざまな色のサファイアが存在します。 コランダムという鉱物グループに属しており、濃い赤色の石だけがルビーと呼ばれ、それ以外の色の石はサファイアと呼びます。 不透明なサファイアをカボション形にカットすると星状に光を反射するものがあり、このような石はスターサファイアと呼ばれます。

信頼・誠実・貞節等の意味があります。 また、ダイアモンドに次ぐ硬さであることから、堅固な愛を象徴するとされ、カップルの絆を強めるとも言われています。 ブルーサファイアは特に、冷静な洞察力を象徴し、物事を表面のみで判断するのではなく、そこに隠された真理を見抜く力を与えてくれると信じられてきました。 経営の基礎を固めたり、組織の基盤を作るのに有益なことから、事業運・経営運を高めるとも言われています。 また、鎮静効果があるとされ、混乱した感情や不安な気持ちを鎮め、真実を見抜く直感を養うとも言われています。 感情的になりやすい人、他人に惑わされやすい人におすすめです。

語源は、青を意味するラテン語「sapphirus」やギリシャ語の「sappheiros」に由来します。 古代ペルシャ人は、世界は巨大なサファイアの上に乗っていると信じており、空の青さはサファイアの色が反射したものと考えていたそうです。

透明度の高い、色の薄いサファイアは長時間日光にあてると褪色する恐れがあります。 宝飾品として流通しているものの中には、不透明な石を透明度の高い石にするために、加熱や放射線処理を行っていることがあります。 人工サファイアも出回っています。 ９月の誕生石としても有名です。